エステティシャンになるために知っておきたいこと

エステティシャン美容ブームの影響もあり、ここ10年くらいの間に急速に市場規模を拡大したのがエステ業界です。近年ではアンチエイジング目的で利用する人も増えており、その役割も多様化しています。なお、市場規模は2010年の段階で3536億円。ここ数年は規制の強化もあってやや減少傾向にありますが、一方では多彩な業態での経営や、海外進出など積極的な動きを見せている面もあります。そんなエステで活躍しているのがエステティシャンです。マッサージをはじめとしたさまざまな手技のほか、美容機器を扱っての施術を行い、顧客の需要を満たす重要な役割を担っています。チェーン展開を積極的に行う大手のエステが注目を集めていますが、エステの質を決めるのは現場で働くエステティシャンです。中にはメディアなどで紹介され、多くの人がその人に施術を受けるためにエステに訪れるようなカリスマエステティシャンもいます。美容に関心がある、エステで受けた施術の効果に感動したといった人がエステティシャンを目指すケースも増えている状況です。現在、一軒のエステに4〜5人のエステティシャンが勤務しているというデータがあります。続々と新たなエステが開業している現在、エステティシャンの需要も多く、求人情報も多数見かけることができます。その一方で、エステティシャンになるにはどうすればよいのか、その方法が今ひとつ明確ではない面もあります。エステティシャンには国家資格がないため、エステティシャンになるための明確な線引きが存在していないのです。数種類ある民間資格を取得した上で就職を目指す方法もあれば、まずエステに就職し、実務経験を積みながら資格を取得する方法もあります。そのためエステティシャンになるためにはまずどういった方法で目指せばよいのか、事前の情報収集がポイントとなってくるのです。また資格を取得する場合は専門学校に通学するのか、通信教育を利用するのかの選択も重要となるでしょう。施術以外にどのような仕事が求められるのかも知っておきたいところ。ただ施術ができるだけでは一人前のエステティシャンとはいえません。接客や営業など、サービス業として求められる仕事もあります。さらに収入や労働環境はどうなっているのか、仕事として成り立つのか、そういった面まで知った上でエステティシャンを目指す準備をすることも求められるのです。ここではそうしたエステティシャンになるための基礎知識について取り上げていきます。